コンビニでも脱プラ進む
ローソンが今夏にもアイスコーヒー容器を紙製にするとの報道がありました。
1. コンビニでも脱プラの動き
コンビニエンスストアではプラスチックの使用量を減らす動きが広まっています。各社の取り組みを見てみましょう。
(1) ローソンの取り組み
ローソンでは、今夏にも全店で淹れたてアイスコーヒーの容器を、プラスチック製から紙製に変更する予定です。
プラスチック製のストローの提供も取りやめ、フタに飲み口を付けることで対応します。ただし、フタに関しては従来どおりプラスチック製です。
2019年2月26日より、都内のナチュラルローソンの5店舗で先行して実施するそうです。
(2) セブンイレブンの取り組み
セブンイレブンでは、2019年2月中旬から四国の一部地域で、 アイスコーヒーのストローの提供を中止しています。 ローソンと同様に飲み口の付いたフタを付けることで、ストローがなくても飲みやすい形で提供しています。
ストローを求める顧客には紙製のストローを提供するそうです。
また、レジ袋の原料にバイオマス原料を使うことで、プラスチックの使用量を3割減らす取り組みも進めています。このレジ袋の導入については各店の判断で決定するそうです。
(3) ファミリーマートの取り組み
ファミリーマートでは2019年度末までに、サラダや弁当などの容器に使用する材料の種類を減らすことで、プラスチックの使用量を減らすよう取り組んでいます。
2. 国内でのプラスチックごみの現状
国内では年間約900万トンのプラスチックごみが発生しています。このうち、4割をレジ袋やペットボトルなどが占めています。
環境省は使い捨てのプラスチックの排出量を2030年までに25%減らす目標を掲げています。レジ袋も国が有料化を義務付ける方針です。
3. 私たちひとりひとりに出来ること
コンビニなど企業の努力だけでなく、私たちひとりひとりがプラスチックごみを減らす努力をすることも大切です。
● 買い物にはエコバッグを持参し、レジ袋はもらわない。
● プラスチック容器に入ったお惣菜や弁当などは出来るだけ購入しない。
● ペットボトル飲料は買わずにマイボトル(水筒)を使う。
● レストラン等でもストローは使わない など。
プラスチックごみがもたらす環境への悪影響を念頭に、プラスチックごみを出来るだけ出さないよう常に意識して生活したいですね。
※参考 2019年2月23日付日本経済新聞